驚愕の2シーター伝説


友人Aが二十歳の時の話。
ディスカウントショップでバイトしてて、
夜、上がるのが遅くなったとか何とか。

女性×3、男性×2(友人A含む)がバイト生で、
その日、帰るのは良かったが、時間が時間帯でバスも無し。
友人Aを除く4名はバスorチャリ通勤なのだが、
そんな日に限って、全員バスで通勤してしまっていたらしい。
というわけで、で、ツーシーターのMR2に5人乗りする事に。
(たくぼ〜註・2シーターのこと。つまり2つしかシートが無く、従って2人乗りのマシンを指す)
運転席にオレ。その後ろに男×1。
助手席側に一番体格の小さい女性を後ろに。
残り二人は、助手席に抱っこした感じで座らせた。(スポーツカーなのに)
ブレーキもまったく効かなかったとか。(スポーツカーなのに)

んで、そういう日に限って
後ろからパトカーがしず〜……かに付いてきた。
まぁ、見たまんまスポーツカーだっただろうし、
スピード違反か何かでポイント稼ぎたかったと思われる。
なお、この事項に関して、彼は後にこう語る。
『めっさ、迷惑や』と。
で、5人乗っていたのが幸い(?)してスピード違反では捕まらなかったらしい。。

まぁ、捕まるんだったらたら『乗員オーバー』でつかまるのだろうが、
そんなへまする友人Aではなかった。
『ダテに、高校生んときからバイトでクルマ運転してへん』と奴は言うが、
心の底から何か間違っているような気がするのは俺だけでしょうか?
順繰り順繰りに家を回って、全員降ろし終わったら
それはもう、スピードは出るし、ブレーキも効く。
アクセルを踏み込もうとしたらずっと付いてきたパトカーが、
追跡してたわけでぐぐっと我慢したとか。

家まで帰って車庫に車入れたら車庫のまん前でパトカーがなぜか横付け。
降りて家に入ろうとするとAは呼び止められた・・・。振り向くと、
なんとそこには婦警姿の姉君殿が……(死)

(夜勤だったというのを忘れてたよ!!やばいよ俺!!)
(だからあんなにしつこくついてきたのかよ!!暇だなアンタ!!)

と、Aは心の中で叫んだそうな。で、爽やかな笑みを浮かべる姉君殿は、
「定員オーバーで減点ね♪」
と、パトカーの中に連れ込まれました。まぁ、訳を言ったら解ってもらえたみたいで、
釈放してもらいましたが、にっこり笑って……

「次はねえぞ」


と、脅されましたとさ……

話を聞いていて全く飽きません、この姉弟。(笑)


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