『あずまんが大王』の場合

作品解説・レビュー

メディアワークス刊・コミック雑誌『電撃大王』上で、あずまきよひこ氏によって
現実と漫画の中の三年間という時間を合わせて連載され続けた(基本的に)四コマ漫画。
1999年度『この四コマ漫画が凄い!』第2位というかなり権威の無い賞を受賞。
基本的に年齢を選ばない物語づくりが非常に優秀ではあるが、本来のターゲットは
高校生以上と思われる。(ジャンルがスクールコメディであるため)
かなりスケールの小さい本格派・女の子エンターテイメント。
個性ある女子高生達の常にまったりした日常が描かれる素敵な作品である。
また、好き・嫌いが即座に分かれる点が、かえって魅力的だとも言えよう。
管理人は、あずまきよひこ氏に畏敬の念を感じずにはいられない程のめり込んだ。
これを未読の方は、即座に書店に行って『あずまんが大王』ってありますか、と訊こう。
なお、2クールに渡るアニメ化もなされ、DVDも好評発売中である。
現在ではサンデーコミックスでの新装版も全3巻で発売中。


キャラクター紹介

ゆかり先生(フルネーム・谷崎 ゆかり)

三年間に渡り、ほぼ同じクラスメートを相手にした奇特な(通称)ゆかり組の担任。英語教師。
非常にわがままで、自分の思い通りにならないと非常にだだをこねる。
その上、ずぼらで常にいい加減。無気力で自分にとってどうでもいい事には絶対興味を示さない。
だが、ひとたび闘志に火が付けば、手段を選ばず目的を達成しようとする。
思い切りが良く、人当たりは良いが割り切った考えの持ち主でもある。しかし、
決して冷たくはなく、むしろ友人に選ぶなら最高の悪友となるタイプである。
ちなみに、にゃもとは幼馴染みであり、今でも職場の同僚で、口喧嘩が耐えない。
卒業時の彼女のさっぱりした別れ方には、今でも定評がある。

ちよ(フルネーム・美浜 ちよ)

原作が始まる時点では、十歳(小学五年生)であったが、
飛び級により、高校に転入生としてやって来る事になった受難のお子様。
原作ラストを飾った事により、ほぼ実質的な主人公と考えても差し障りはないだろう。
大きなお屋敷のご令嬢で、別荘持ちの超お金持ち。自宅にペットの忠吉を飼っており、
非常に弱気で泣き虫さん。また、非常に成績が良く、学年では常にトップクラスだが、
一度だけともに体育のテストで負けた時の態度から、極めて負けず嫌いである事が伺える。
また、非常に運動音痴だが、幸い基礎体力の低さは大阪ほどではないようだ。
原作・アニメともに各行事で、その無類の可愛さを学校中に振りまいていた。
ブルジョアであるにも関わらず、庶民的な態度が多く見てとれるのは、とも達の影響だろう。
ちなみに、原作、アニメ共に小学校時代の親友、みるちー、ゆかちゃんが登場している。
卒業後は忠吉とアメリカに行く事になっている。

榊さん(フルネーム・不明)

非常にクールかつ、美人でスタイル抜群、さらに成績優秀と死角の無い人。
だが、その内面に潜むものは、高すぎる身長というコンプレックスと、
口下手で照れ屋、怖がりで可愛い物好きというあまりに普通すぎる面である。
それをひた隠しにして生きているが、決して人付き合いが悪いわけではなく、
むしろメンバーで一番人付き合いが良いとも言えるかもしれない。
ちよの話をじっくり、静かに聞いている事が多いなど、物静かな面が目立つ。
基本的に非常に押しが弱く、他者に圧倒されがちになる事が多いのだが、
ひとたび可愛い物を目にすると、全てを投げうって行動するという極端思考。
なお、好きであるはずの猫には何故か嫌われており、逃げられたり噛まれたりと散々。
そんな彼女もヤママヤーと一緒になる事で、卒業後一人暮らしとなる。

とも(フルネーム・滝野 智)

常に一人で騒ぎまくって、常に一人で自爆する直情径行型の人。
よみ等にしょっちゅう『うるさい』等と突っ込まれているが、騒ぐ割に能力は低く、
運動能力も並で、勉学にいたっては励む事をまともに知らない。
その結果、自らの手で神楽、大阪と共に『ボンクラーズ』を結成してしまう。
それでも暴走を止めないという突撃っぷり。ゆかりと思考パターンが似ているのか、
同じような行動を取ることが多い。ただうるさいだけの人かと思われがちだが、
場が湿ってきた時に即座に明るくする、いなくてはならないムードメーカー。
ちなみに、大阪の調査により、ネーミングセンスが最悪である事が判明している。
また、行動力が非常に強く、積極的で、常にその場にいる人間を巻き込む。
性格的には、底抜けに明るく、短気で陽気。よみとは小学校以来の友人で、
ずっと一緒で、漫才で言うボケの役割を果たしていると言える。
高校受験の時によみに言われた嫌味が元で受験勉強をするという反骨心の持ち主でもある。
ICPOになるのが夢らしく、彼女は卒業後、(何とか)大学に通う事となる。

よみ(フルネーム・水原 暦)

この漫画唯一のメガネっ子。スタイルも良く、頭も良く、運動神経も並より上の人。
ボケのともに対してツッコミを担当する感じである。と言うかもう担当。
ごく稀に『メガネ』関連でボケられたりするが、それに対しては特に何とも思っていない。
メンバー内で一番冷静で、落ち着いている人物だが、非常にキレやすい。
また、唯一の常識人でもあり、物事に取り組む姿勢は常に真面目一辺倒である。
その反面、時折、人(というか主にとも)を見下すような態度を取ることがある。
誰がボケてもたしなめる、ある意味律儀な性格が逆に災いして、
ボンクラーズ全員の相手をしなければならないという役目に陥る羽目になる。
また、自らが太る事を気にしており、日々ダイエットに励むが、何故か効果は今いち。
現実的な性格が目立つものの、子供心はしっかりとあるようだ。
なお、歌を歌う事は好きだが、歌唱力は無きに等しく、はっきり言って音痴。
卒業後、ようやくともと違う道を歩むべく、ともと別の大学に行く事となる。

大阪(フルネーム・春日 歩)

ある日突然、ちよに続く転入生としてゆかり組に入ってくる人。
ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっったりとした大阪弁と、まったりした雰囲気で、
見事、キャラクター人気投票第一位を獲得した人気キャラ。
転入早々、大阪に住んでいただけで、ともに『大阪』とあだ名を付けられた。
ちなみに、その前は神戸に住んでおり、和歌山で生まれているというのが本人の弁。
意味不明な思考回路により、わけの分からない夢を見たり、妙な妄想にふけったりするが、
それにぼーっとした性格が拍車をかけており、正気の時でも意味の分からない行動を取る。
成績は悪いが、致命的ではない。運動神経は、小学生のちよにも負け、メンバーで最低。
よって、とも、神楽と共に『ボンクラーズ』の一員となってしまう。
押しが弱く、メンバーの無責任な行動の被害を一身に引き受ける役を持っている反面、
一度怒り出すと、ともですら圧倒されてしまう程の威圧感を持つ。
が、彼女が怒り出した事は原作中に一度しかないほどゆったりした思考の持ち主。
奇妙な花粉症の持ち主で『へーちょ』等というありえないようなクシャミができ、神楽にウケていた。
柔軟な思考を持っている事は、とものなぞなぞ事件により既に証明済みだが、
発揮される機会はほとんど無きに等しいという、悲しい技能の持ち主。
体が恐ろしいほど硬く、腕力も無きに等しい事はよみが目撃済みである。
なまこが好きなのか、鷲掴みにしたり、よみに向かって投げたりしている。
また、大阪パワーを発揮し、ちよの合格(天才)パワーを中和する。
卒業後は、(ちょっと危なかったものの)大学に通う事となる。

神楽さん(フルネーム・不明)

一年生の時はにゃも組に、それ以降はゆかり組に入ったスポーツ万能少女。
しかし、成績は悪いため、大阪、ともと共に『ボンクラーズ』のメンバーに。
一年の頃は幾度も榊と勝負を争っていたが、榊本人が忘れていたため、
自らライバルを名乗り、強引に榊のライバル収まる。
あるいはちよ以上の負けず嫌いであるかにも見えるが、さっぱりしており、
勝敗の結果そのものよりも、勝負する事が大好きなもようであり、
とものライバルを自称した方が、あきらかに釣り合いが取れると思われる。
また、水泳部に所属しており、これだけは榊にも負けない。
ちょっとシャイな部分も持ち合わせており、ともに胸の事をよくからかわれていた。
だが、物事に取り組む姿勢は、常に一所懸命であり、真面目である。
そのため、融通が効かず、ジョークが通用しない部分がある。
その上、基本的には人当たりが良く、親切である事は、既にゆかりが目撃している。
卒業後は、にゃもの全面協力により、体育教師を目指すべく、体育系の大学へ。

にゃも先生(フルネーム・黒沢 みなも)

通称にゃも組の担任。一年生では神楽の担任でもあった体育教師。
生徒に人気があり、常識の持ち主であるため、ゆかりのお守りを
教師全員とゆかりの母から押し付けられる損な性分の持ち主。
責任感が強く、ゆかりの面倒を見ようとするが、そのせいでよく自滅する。
なお、彼女はゆかり以上の酒乱であり、とんでもない事を口にしていたらしい。
実は神楽同様、勉学における能力は今ひとつらしい。(学生の頃はできていたらしい)
木村の行動の被害者であり、ほとほと手を焼いている。
実はそんなに寛大でもなく、よくゆかりや木村を相手にキレている。
過去に恋人がいたらしいが、詳細は一切謎に包まれている。
ゆかりとは昔からの付き合いであり、今も同僚である。

かおりん(フルネーム・下の名前が『かおり』である事のみアニメ版にて判明)

最初からゆかり組に属していたが、三年生の時に木村組に回された不幸な人物。
榊の強烈なファンで、榊に関する事に過敏な反応をする危険思想の持ち主。
性格は(主にともに対して)とかくヒステリックだが、榊を目の前にすると性格が一変する。
また、それ以外は特に目立ったところもない天文部の普通の女学生である。
暴走しがちな木村に気に入られ、いじめ以上と自ら語っている。
独占欲が強いのか、大阪の『あの人を狙おー』発言に過剰な反応をしていた。
ともすら圧倒する気迫の持ち主だが、榊関連以外で発揮される事は、無い。

ちよ父(フルネーム・???)

元々はぬいぐるみのキャラクターのようなのだが、榊の夢の中に
ちよの父としての役で出現して以来『お父さん』として榊に命名される。
その後、正式名称はちよ父に決定する。謎のキャラクターと
わけのわからない言動、行動、生態により、大阪と共通点があったのか、
榊ばかりでなく、大阪の夢にも同じ世界観で姿を現す事となる。
アニメでは若本則夫のボイスでさらに強烈すぎるインパクトを視聴者に残した。
なお、榊の夢+妄想と神楽の談、大坂の夢等の報告によれば、
感情が高ぶるとグラデーション混じりの様々な色に変色し、
不気味な振動を起こす。さらに、赤い物が何故か妙に嫌いで、
クリスマスにはマッハ100で空を飛び、国と何らかの繋がりでプレゼント代を出してもらい、
もの凄い鍵開けテクでどんなドアでも開け、銃弾も跳ね返す体をしており、
さらに英語を嗜み、空を普通に飛ぶらしい。

木村先生(フルネーム・不明)

給料日にはいつも一万円札を募金に出すという超人格者の国語教師。
だが、はっきり言って変態であり、堂々と教室で女子に向かって
『あー! 着替え見たいなぁ、もう!!』等という問題発言を繰り返している。
よく捕まらないものだと管理人は思うのだが……ロリコンの気もある。
なお、天使のような奥さんがおり、娘も一人いるらしい。かなりの愛妻家。
何故か、かおりんが大のお気に入りで、さらに怪しい発言を繰り返す。
ちなみに、次点は神楽、にゃも、ゆかりのようである。大坂には興味が無いらしい。
とても人間とは思えないような動きで、アニメ版ではさらに笑わせてくれる。

木村の奥さん(フルネーム・木村 何とか?)

文字通り木村の奥さん。木村を許せるほどの天使のような(ゆかり談)人物。
めちゃめちゃいい人(とも談)で、ともの仕掛けた罠(?)に即かかる。
人を見る目が全く無く、木村がカッコ良く映るらしい。
物凄く美人で、どうしてこの人と木村が結びつくのかが疑問でならない。
夫以上の人格者で、夫の変態ぶりも何とも思っていないらしい。(気付いていない?)

かみねこ(フルネーム・不明)

いつもいつも榊の周りに現れては、榊の手を噛んでいく猫。
時折、目にも止まらぬ高速移動や、回転噛みつき、ダッシュヘッドバッド等の
様々な技を身に付けている様子。神楽に叩かれた事があるが、全く懲りない。
近隣のボス猫『マルちゃん』がいなくなってから周辺を率いるボスへと昇格。
度々榊との死闘が繰り広げられるが、榊の卒業と共に、その噛みつきも幕を閉じる。
最後の噛みつきがやや弱かった(アニメ参照)のは、かみねこなりの別れ方なのか……。

忠吉さん(フルネーム・美浜 忠吉?←ペットを飼う時苗字を付ける風習があればこうなる?)

美浜家に住んでいるフランス産のグレート・ピレニーズ種の犬。
実質はちよのペットであり、毎日ちよと共に散歩に出ている。
人が(犬が?)できており、絶対に人に対して怒らないので、しつけは良くできている。
が、明らかにちよよりパワーがあるため、ちよを圧倒する事がある。
彼はただ単に懐いているだけだとしても……
榊に非常に好かれており、忠吉本犬も榊には友好的である。
ちよの卒業と共に、ちよと一緒にアメリカに渡る事となる。

マヤー(フルネーム・方言にて『ヤマピカリャー』『ヤママヤー』という種類の猫である)

4巻の沖縄修学旅行で初登場したイリオモテヤマネコの赤子。
赤子にしてその闘争本能は並みの動物を遥かに凌駕するところは、まさに野生動物。
原作・アニメ共通で唯一榊に懐いた猫でもある。一旦は榊と別れたのだが、
母親を交通事故で失って以来、榊を信頼して(どうやってか)榊の元へやって来る。
かみねこを打ち負かすほどの気迫を放つものの、やはり赤子であり、榊を信頼しきっている。
榊の一人暮らしと共に、美浜家預かりだった扱いから榊の元へと移る。

千尋(フルネーム・不明)

基本的にはサブキャラ。かおりんの親友であり、ごくごく普通の性格。
成績も並らしく、転入して早々のちよに勉強を教えてもらって泣いていた事も。
一応、ゆかり組の所属だが、段々と存在感が薄れて、サブキャラに成り下がる。
しかも、三年生ではゆかり組からも外れている様子が見受けられ、更に存在感ダウン。
それからもたまに登場していたが、エンディングには顔も出なかった。
なお、蛇足ながら付け足しておくが、アニメ版だと彼女の出番が結構増えている。


作者の重点

ここでは、作品全体に対してキャラ別に出現頻度を確認したい。
ここでの数値を作者の重点度、使いやすさ度と換算する。

一年生編の総コマ数……1278コマ
(表紙カット、扉絵、イラストは除く、セリフのみはノンカウント等の条件による)

ゆかり先生……285コマ(22.3%)
ちよ……………452コマ(35.4%)
榊さん…………288コマ(22.5%)
とも……………433コマ(33.9%)
よみ……………283コマ(22.1%)
大阪……………324コマ(25.4%)
神楽さん………15コマ(1.1%)
にゃも先生……102コマ(8%)
かおりん………61コマ(4.8%)
ちよ父…………16コマ(1.3%)
木村先生………54コマ(4.2%)
木村の奥さん…11コマ(0.9%)
かみねこ………18コマ(1.4%)
忠吉……………14コマ(1.1%)
マヤー…………0コマ(0%)
千尋……………58コマ(4.5%)

計算式 登場コマ数÷学年別総コマ数=小数点第2位までが正数パーセンテージ。3位を
パーセンテージにおける小数点1位として、その更に一つ下の位で四捨五入し、切り捨て。

レポート結果

以上の結果から、作者が使いやすかったキャラは、ちよという事になると思われる。
やはり最初の方はゆかり先生の出番が多く、また、よみの登場がびっくりする位多い。
かおりんと千尋が同程度の扱いを受けている事が意外である。
ちよも多いが、ともも相当多い。主人公を特定しないコミックとしては、
まだ若干キャラクターバランスに難があるが、千尋だけはこのペースでも良かったかも。
予想に反してキャラクターインパクトから見て、榊の登場は少ない。
やはり、クール系キャラは扱いにくいのか、これから出番が多いからなのかは微妙。
にゃもの登場数が多いのはこれまたびっくり。これからもこの快進撃は続くのか!?
大阪は始まってしばらくしてからの登場だが、この成績は素晴らしい。
神楽は二年生編からが正念場なので、頑張ってもらいたい。

二年生編の総コマ数……1518コマ
(条件は一年生編と同じ、ちよ父やかみねこは帽子やぬいぐるみも含む)

ゆかり先生……258コマ(17%)
ちよ……………485コマ(31.9%)
榊さん…………263コマ(17.3%)
とも……………457コマ(30.1%)
よみ……………242コマ(15.9%)
大阪……………388コマ(25.6%)
神楽さん………282コマ(18.6%)
にゃも先生……184コマ(12.1%)
かおりん………34コマ(2.2%)
ちよ父…………56コマ(3.7%)
木村先生………43コマ(2.8%)
木村の奥さん…18コマ(1.2%)
かみねこ………26コマ(1.7%)
忠吉……………24コマ(1.6%)
マヤー…………0コマ(0%)
千尋……………6コマ(0.4%)

計算式 一年生編を参照の事

レポート結果

というワケで、作者が使いやすかったのは依然ちよという事になる。
二年生の序盤は、不調の榊さんやにゃも先生がトップだったりと、驚かされた。
しかし、やはりというか何と言うか、目立ちたがりのともと、
可愛さを振りまくちよちゃん、マイペース一辺倒の大阪に勝てるわけもなく、
ずるずるとよみや榊さんが引きずられる結果となってしまった。
一方、前年度において懸念された神楽は、物凄い勢いで榊さんを抜き去った。
ゆかり先生やにゃも先生は、序盤の勢いこそ良かったものの、結局は榊さんに抜かれる始末で、
特に、にゃものペースアップは、夏休み別荘スペシャルだけにとどまってしまったようだ。
帽子効果か、ちよ父の発展は目覚しく、木村先生やかおりんを抜き去っていった。流石だ。
それにしても、木村の奥さん以下になってしまった千尋の運命やいかに!?

三年生編の総コマ数……1502コマ
(条件は二年生編と同じ。ただし、ラストのカットと独立カットも1カウントとする)

ゆかり先生……175コマ(11.7%)
ちよ……………607コマ(40.4%)
榊さん…………294コマ(19.6%)
とも……………517コマ(34.4%)
よみ……………272コマ(18.1%)
大阪……………457コマ(30.4%)
神楽さん………273コマ(18.2%)
にゃも先生……53コマ(3.5%)
かおりん………58コマ(3.9%)
ちよ父…………25コマ(1.7%)
木村先生………28コマ(1.9%)
木村の奥さん…0コマ(0%)
かみねこ………34コマ(2.3%)
忠吉……………15コマ(1%)
マヤー…………62コマ(4.1%)
千尋……………5コマ(0.3%)

計算式 一年生編を参照の事

レポート結果

というワケで、作者が使いやすかったのはちよという事になる。
序盤から中盤にかけて、ともちよと、よみ榊のデッドヒートがかなり目立っていた。
しかし、ヤママヤースペシャルにより、榊さんが今までの鬱憤を晴らすべく怒涛の快進撃。
一気によみと神楽を抜き去り、大阪に迫る勢いでポイントを集めていった。
終盤の方はよみの方の追い上げがかなり激しく、神楽とのデッドヒートとなったが、
結局は表の形に落ち着き、全編を通してちよの出現頻度は高かった。
ここは、一年生編と二年生編双方で振るわなかった榊さんとよみに拍手、拍手!
ヤママヤーの出現は一点集中であるため、そこそこの数値となったが、
逆に抜かれてしまったにゃも先生は哀れと言うか、何と言うか……
それにしても千尋、一応出番あったのか……(千尋ファンの方、ごめんなさい)

作品全体の総コマ数……4298コマ
(全学年のカウントを累計する)

ゆかり先生……718コマ(16.7%)
ちよ……………1544コマ(35.9%)
榊さん…………845コマ(19.7%)
とも……………1407コマ(32.7%)
よみ……………797コマ(18.5%)
大阪……………1169コマ(27.2%)
神楽さん………570コマ(13.3%)
にゃも先生……339コマ(7.9%)
かおりん………153コマ(3.6%)
ちよ父…………97コマ(2.3%)
木村先生………125コマ(2.9%)
木村の奥さん…29コマ(0.7%)
かみねこ………78コマ(1.8%)
忠吉……………53コマ(1.2%)
マヤー…………62コマ(1.4%)
千尋……………69コマ(1.6%)

計算式 登場コマ数÷総コマ数=小数点第2位までが正数パーセンテージ。3位を
パーセンテージにおける小数点1位として、その更に一つ下の位で四捨五入し、切り捨て。

レポート結果

というワケで、全体を通して作者が使いやすかったのは当然ながらちよという事になる。
それにしてもちよの登場頻度は最初から最後まで凄まじかった。数えていて
『もう少し休んでもいいんだよ?』とか思ってしまったほどである。(ともも)
レギュラーとしての意地を見せ、必死に喰らいついた榊とよみに敢闘賞を贈りたい。
それにしても、にゃも先生は最初の方から出ていながら、この結果は少し情けなかった。
かおりんと木村の迷コンビは、出番が減っていってあれなら、まあ上出来だろう。
最初は出番の少なさを心配された大阪も、もう立派にトップクラスである。流石だ。
神楽はもう少し頑張るかとも思ったが、やはり一年の時の差が大きいか。
しかし千尋……出番がかみねこ以下って……あ、マヤーや忠吉には勝ってるか。(哀)
そういう事で、名残惜しくはあるものの、登場レポートはこれにて終了〜!


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