友人Ａは見た！　伝説のクロスカウンター！

俺が猫好きなのは、既に知っての通りである。（『あるまったりとした日の午後』参照）
だが、うちの周りには愛嬌の無い猫やら、やたら凶暴な猫しかいないのである。

例・その１　やたらとすばしっこく、近寄る前から既に逃げる。
例・その２　発情期に入ると、ウチの家の庭で複数で喚く。
例・その３　その上、人ン家の縁側（しかも寝室の縁側）にてメス争奪戦。
例・その４　鳴き声が殺気剥き出し。

という具合なのである。都会の猫もここまで凶暴なのだろうか？
……という話を友人Ａにしてみたところ、こういった話をしてくれた。

友人Ａ「あのな、うちの近くにドブあるんだけど」
俺「うむ」
友人Ａ「そのドブの橋の下から猫の鳴き声してな、子猫。んで、その声がやたらと
　　　　赤ん坊の声に聞こえて驚いたもんだ。
　　　　普通の川の橋の下ならともかく、ドブの橋の下に捨てるかヲイ！　ってな」

そうきたか！　Σく（￣△￣）

さらに奴の話は続く。友人Ａ「しかしまた、俺ン家じゃ凄い事があってな。ある夜俺が寝てると
　　　　ニャーニャーニャーニャーうるせぇから外を見てるとな……猫二匹が……」
俺「む？」
友人Ａ「クロスカウンターを……」

見てぇそれ！！

完