１９９８年に執筆された、たくぼ〜の処女作。
某角川に応募されるも、当然落選。当たり前である。
当時の俺の文章力ときたら、かなり悲惨だったからだろう。
というわけで、この作品にはかなりのリテイクがかかっている。
ゲーム版『勇者の館』の原作となるが、ゲーム版とは
直接の関連性は無い。主人公となるのはゲーム１０章に出てくる
ザインであり、ゲーム版より約八千年弱ほど前の物語になる。
本来ならこのサイトに載せるべきではないのだが、
ゲーム版登場にあたって、掲載する。
ゲームをプレイする前、後、どちらでも楽しめるはずだ。
ギャグ９：１シリアスの対比になっているので、
気軽に読めるだろう。楽しんでいただければ幸いである。
キャラクター紹介
ザイン＝ストレンジャー
流派『封神封魔流』のマスターたる剣士にして、ご近所の英雄。
出生は捨て子で、養父と師匠に育てられ、強くなる。
ラルフ王に呼ばれて勇者軍のリーダー、すなわち勇者に任命される。
性格的にはツッコミタイプ。妙に頑固なところはあるが、基本的には賢い。
一応、本編の主人公。ゲーム版にも幽霊化してゲスト出演している。
ゲーム版のエドウィンの直接の先祖にあたる。
ネーミングについてだが、サイバーミッションとは関係無い。
ラルフ＝ギル＝ザン＝アームT世
ザン国アーム城の城主にして、国王。勇者軍の創設者である。
娘が一人いて、妻とは死別している。理知的な性格だが、ボケが得意。
軍師としての才能と騎士としての才能を持っており、文武両道が基本。
ゲーム版のセラフィナ、アルフレッド王の先祖にあたる。
ネーミングについてだが、悪魔城伝説の主人公からとってみた。
ステルサー＝ジーニアス
アーム城の密偵にして、ニンジャ・マスター。
ザインと義兄弟の契りを結んでいる。出生は謎だが、
ラルフ王にわざと見つかるように、母親に意図的に捨てられていたらしい。
セレナのフィアンセでもあるが、現在は行方不明。
魔王討伐任務から帰って来ていないようだ。
性格的には一途だが、かなり過激。
ゲーム版におけるユリシーズの先祖にあたる。
セレナ＝カレン
劇団の団長の娘だったのだが、幼い頃はぐれて生き別れる。
隣国首相カイン＝アルハザットに拾われ、養女となる。
後にアーム城に仕えるも、知り合ったステルサーと恋仲になり、
その関連のトラブルにより解雇となる。
現在は行方不明。一途な性格、無敵の美貌、穏やかな物腰と
非の打ち所が無いが、泣き虫、怖がり、脳天気で天然。
天下無敵の恥ずかしがり屋さんでもある。
ネーミングは某社の自動車から。
ゲームにおける、シオンとアイリスの先祖にあたる。
ライナ＝ルスト
ザインの幼馴染みにして、フィアンセ。
超馬鹿正直一直線娘で、物を疑う事を知らない。
弓の達人で、神王に従っているとか。
元気一杯で、人をからかったり茶化したりするのが好き。
その反面、やきもち焼きで、周囲を騒がせる事も。
ネーミングは某ロードスから。（元キャラは鞭使いですが）
ゲームにおける、セシリアの先祖にあたる。
ミルフィーユ＝クイニーアマン＝ザン＝アーム
アーム城のお姫様。やたらと菓子パン類のような名前だが、
それは母親の趣味だという。お姫様のくせに、
やたらと素手による格闘戦が得意で、恐ろしく強い。
マトモに戦えば、恐らくは勇者軍最強だろう。
物語中、ある意味最重要なキャラである。
ライナとも親友だが、中盤までそれを語らない。
ネーミングについてだが、某ＧＡとは全く関係が無い。
（ＧＡのメディア展開より数年前にこの作品は書かれております）
ゲームにおける、セラフィナの先祖にあたる。
アリシエル＝スターリィフィールド
勇者軍サブメンバーのリーダー。後に６つ目のメインメンバーとなる
女系家族スターリィフィールド家の当主。
凛々しく、強い女性だが、声は子供であがり症という
何だかよく分からないキャラクター。
本編ではチョイ役だが、子孫はいっぱい活躍する。
ゲームにおける、モニカとシンシアの直接の先祖にあたる。
ヴァジェス
勇者軍に拾われたワイバーンの赤子。
セレナによく懐いており、才能を感じさせるが、今回はマスコット役。
後にカレン家の守護者となる宿命も背負っており、
数千年に渡って、戦い続けるというなんだか大変な奴。
ゲームに登場するヴァジェス＝バハムート本人。
クイニゲーダー
ザインが物語り開始前に捕まえた食い逃げ犯とその一味。
魔王の力により、食い逃げ戦隊として、覚醒する。
レッド、ブルー、イエロー、グリーン、パープルというよくありげな構成。
超絶ギャグキャラだが、本人達は真剣なので、余計に始末が悪い。
バーディとブレッド
途中で捕まえたニワトリとラルフ王の愛馬。
序盤の仲間だ。先に言っておくが、途中で戦死する。