しかし、そんな彼にも避けられないものはある。車検だ。
車検と言えば代車である。(と言いつつも、俺は初の車検の時、代車を借りなかったが)
一般には、代車と言えば『早く俺の愛車戻ってこねぇかなぁ』的な扱いを受けるものらしい。
気分転換になる、という人もいる。しかし、彼の場合はそんなヌルい次元を超越していたのだった。
それは、専門学校時代のある日の事だった。
当時の俺は、図々しくもKEN君によく駅まで車で送ってもらっていたのだった。
しかし、そんな折、KEN君が「これ、代車」と指差したのは、かなり年季の入った車だった。
いや、それ以外に問題点らしい問題点は見受けられなかったし、別にそんな事は気にならない。
それより気になったのは、エンジン始動の時のアレだった!
くいっ。
チョークかい!!ヾ( ̄^ ̄)
(管理人注・チョークとはローラー等の農機具に付いている油圧調整用の棒。引っ張って使い、エンジン始動後は戻す)
そして、さらに驚異の出来事は続く。
ぐいっ。(ヒモを引っ張る音)
きしゅしゅしゅしゅしゅ、きしゅしゅしゅしゅしゅぶぉぉぉぉぉん!
お、おいっっ!?Σ( ̄口 ̄;)
ってか、農機具エンジン始動用のヒモがッッ!!
農機具と全く同じ手段でエンジンのかかった車。
車種名も生産年代も全くもって謎なのだが、
とにかく、これだけは言える。「凄ぇ……」
まだ続くよ?
続
えーとねぇ〜車はチョーク付きの車だったね、確かに。
まあ平成のちょい前の車なら少しは付いてたと思うけど。
ディーゼル車とか今でもついてる車種はあると思うよ、参考までに。
確かミラだったかな?多分(笑)
だそうです。ありがとう、KEN君!