KEN君の代車(前編)


我が悪友のKEN君は、車が大好きである。当サイトのリンクにもあるように、
CELICAという車種の専門サイトを開いているばかりか、オーナーズクラブという団体のメンバーでもある。
そんな彼の車へのこだわりはかなりのものであり、俺が聞いてもまともに何一つ分からないほどだ。

しかし、そんな彼にも避けられないものはある。車検だ。
車検と言えば代車である。(と言いつつも、俺は初の車検の時、代車を借りなかったが)
一般には、代車と言えば『早く俺の愛車戻ってこねぇかなぁ』的な扱いを受けるものらしい。
気分転換になる、という人もいる。しかし、彼の場合はそんなヌルい次元を超越していたのだった。

それは、専門学校時代のある日の事だった。
当時の俺は、図々しくもKEN君によく駅まで車で送ってもらっていたのだった。

しかし、そんな折、KEN君が「これ、代車」と指差したのは、かなり年季の入った車だった。
いや、それ以外に問題点らしい問題点は見受けられなかったし、別にそんな事は気にならない。
それより気になったのは、エンジン始動の時のアレだった!

くいっ。

チョークかい!!ヾ( ̄^ ̄)
(管理人注・チョークとはローラー等の農機具に付いている油圧調整用の棒。引っ張って使い、エンジン始動後は戻す)

そして、さらに驚異の出来事は続く。

ぐいっ。(ヒモを引っ張る音)
きしゅしゅしゅしゅしゅ、きしゅしゅしゅしゅしゅぶぉぉぉぉぉん!

お、おいっっ!?Σ( ̄口 ̄;)
ってか、農機具エンジン始動用のヒモがッッ!!

農機具と全く同じ手段でエンジンのかかった車。
車種名も生産年代も全くもってなのだが、
とにかく、これだけは言える。「凄ぇ……」

まだ続くよ?





追記・掲示板のKEN君スレッドより抜粋。

えーとねぇ〜車はチョーク付きの車だったね、確かに。
まあ平成のちょい前の車なら少しは付いてたと思うけど。
ディーゼル車とか今でもついてる車種はあると思うよ、参考までに。
確かミラだったかな?多分(笑)

だそうです。ありがとう、KEN君!


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