見えるものと言葉


久々に高校時代の話。
英語の授業で、英語の教師(というか担任だけど)がこんな問題を出してきた。

教師「車のライトを受けると光るコートは、何のためにある?(←ここまで英語) 日本語で回答せよ」
光るコートとは一時期、交通安全運動の一環で製作されていた、自転車ライダー用の、
車のライトを受け、車のドライバーが間違えて轢いたりしないようにするコートの事。目立つ。

で、たまたま俺が指をさされたりする。
教師「はい、たくぼ〜答えて」
俺「それはドライバーが視認しやすくするためです」

教師「死人!? Σ(◎口◎;)」
クラス一同「死人!? Σ(◎口◎;)」
俺以外全員「誰か死んだん!? Σ(◎口◎;)」
「はいぃ!? Σ( ̄口 ̄;)」

どうやらみんな、視認を死人だと勘違いしている上、視認という単語を知らないようでした。
(註・視認=目で実際に確認すること BY 三省堂)

ほんでその直後、何故か職員室に呼ばれる俺。
呼んだのは先程の担任の英語教師。
俺「何ですか?」
英語教師「おお、来たか。先生、先生〜。ちょっと〜」
と言って、英語教師は国語教師を呼ぶ。
国語教師「君か。聞き慣れない言葉を喋ったのは」
英語教師「ほら、アレ、アレ。英語の授業中に言った……アレ何だっけ?」
俺「視認……ですか? わざわざ黒板に書かせたアレですよね」
国語教師「いやあ、珍しいねぇ」
英語教師「長年教師やってきてこんな変わった言葉、初めて聞きましたね〜」

…………
いや、なんか間違ってるでしょ!! Σ( ̄口 ̄;)
っていうか、俺そのためだけに呼ばれたのかよ!!

教師ってのも一枚岩じゃないんだなぁ、と思いながらむなしく教室を後にした俺でした。

以来、みんなが俺を変人呼ばわりするんです……(泣)


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